「Z会の通信教育」小学生向け講座の特徴とメリット・デメリットについて解説
難関校の受験など、学校で学ぶ以上の学力を身に付けたい子供に定評のあるZ会。
学習塾が有名ですが、自宅学習用として幼児、小学生、中学生、高校生、 大学生、社会人向けに「Z会の通信教育」を提供しており、自宅でも質の高い学習に取り組むことができます。
Z会が提供する教材だけあって、クオリティの面では信頼がおけそうですが、 難しそうなイメージもあり、子供にできるだろうかと迷われている人もいるはず。
今回は、そんな「Z会の通信教育」の小学生講座の特徴について解説するとともに、メリット、デメリットについてもまとめてみました。
・Z会の通信教育の特徴について
Z会の通信教育とは?
Z会の小学生講座のラインアップ
紙教材「小学生コース」の特徴
タブレット教材「小学生タブレットコース」の特徴
受験対策「中学受験コース」の特徴
どのコースを選べばよい?
・Z会の通信教育の良い点について
教材としての質が高い
目的に合ったコースを選びやすい
とにかくシンプル
サポートが非常に充実している
中学生・高校生・大学生・社会人向けのコースもある
・Z会の通信教育のいまいちな点は?
コースによっては月会費が高め
英語がオプション扱い
学習習慣がない子には難しいかも
・学習内容やコースについてもっと詳しく知りたい
Z会の通信教育の特徴について
小学生講座について解説しています。
Z会の通信教育とは?
一部の子のための教材という印象をお持ちの方も少なくないのではと思いますが、 「Z会の通信教育」では基礎から応用までを幅広く扱っており、子供の学力や目的に合った学習内容を選べるようになっています。
教科書レベルの学習を行いたい子供をはじめ、教科書+αの学力をつけたい子供にもおすすめできる教材です。
他の子供向け教材とは違って、遊び要素が少なくごちゃごちゃしていないため、勉強に集中しやすい点が好感が持てます。
費用は他教材に比べるとやや高めではあるものの、良問が多いこと、また定期的に添削があるなど、 子供に学力をしっかりと身につけさせたいご家庭にはぴったりの通信教材だといえるでしょう。
Z会の小学生講座のラインアップ
主には以下のような内容です。
・小学生コース
・小学生タブレットコース
・小学生コース
・小学生タブレットコース
・中学受験コース
紙教材とタブレット教材で学ぶ内容に大きな違いはないため、 子供が学びやすいほうを選ぶとよいでしょう。
ただしコースによって学べる教科の数に違いがあるため、その点の考慮は必要です。(次項以降を参照)
あと、コースの途中変更は可能です。
以降、小学3年生以降のコース内容について詳しく説明していきます。
紙教材「小学生コース」の特徴
基本、テキストと提出課題を使って学習をしていくというシンプルな学習の流れです。
【本科】国語、算数、理科、社会、プログラミング学習
【専科】英語、作文
・1教科からの受講が可能
・テキストと提出課題によるシンプルな学習
・一部教科で「スタンダード」と「ハイレベル」を選べる
・同じ指導者が学年末までサポートする「担任指導制」を採用
「小学生コース」では、1教科からの受講が可能です。
自分の苦手な科目だけを受講したり、バランスよくすべての教科を受講することもできるなど、 子供の能力やペースに合った学習が行えるようになっています。
また小学3、4年生は国語と算数、小学5、6年生は国語・算数・理科・社会で、 「スタンダード」と「ハイレベル」を選ぶことが可能。
スタンダードとハイレベルの違いは、発展問題があるかどうかです。
いずれを選んでも「教科書準拠の基本的な問題」と、「教科書+αの応用問題」は共通して学べますが、 ハイレベルにはさらに「発展問題」が用意されており、より難問に挑戦できます。
あと小学生コースの本科では、 同じ指導者が学年末まで子供のサポートを担当する「担任指導制」を採用しています。
提出課題を通じて、学んだ内容を理解できているかを確認してもらえるため、必ず学習した内容が身につきます。
またサポートしてもらえることで、子供のやる気をアップする効果も期待できます。
タブレット教材「小学生タブレットコース」の特徴
まず、この小学生タブレットコースでは、教材に対応するiPad端末と端末で使えるタッチペン、 そしてネット環境が必要です。
また小学生コースでは1教科から受講できましたが、「小学生タブレットコース」では教科の選択はなく、 国語、算数、理科、社会、英語、総合学習、そしてプログラミング学習の全教科をすべてをバランスよく学びます。
国語・算数・理科・社会・英語・総合学習・プログラミング学習
・全教科をまんべんなく学べる
・紙教材のようなレベル分けはなし
・学習スケジュールを組んでくれる
・同じ指導者が学年末までサポートする「担任指導制」を採用
・学習状況を把握できる「Z会保護者アプリ」を提供
紙教材の小学生コースでは教科によってレベル分けがあり、学力に応じて選べましたが、タブレットコースではレベル分けはありません。
その理由ですが、タブレットコースではこれまでの学習状況をもとに、最適な問題が自動で出題されるようになっています。
レベル分けせずとも、子供の理解度やレベルに応じた問題を出題することができるため、 わざわざレベルを分けて学習させる必要がないのです。
的確な学習内容に取り組ませることで苦手をなくし、学力を伸ばしていきます。
あと学習スケジュールを組んでくれるところも、タブレットコースならではの特徴です。
その日にすべき学習内容がわかるため、学習管理が苦手な子供でも無理なく取り組むことができます。
学習に関しては、図形など紙だとイメージしづらい学習内容も、デジタルならではのアニメーションを使った教材なら理解しやすいですし、 タブレット教材にありがちな選択問題だけに偏っていないところも、Z会のタブレット教材ならではの魅力。
理解できないところがあれば、タブレットから質問することもできます。
紙教材の小学生コースと同じく、小学生タブレットコースも担任指導制を採用しており、 提出課題の添削をはじめ定期面談なども実施されるので、子供の苦手を克服したりやる気を高めることができます。
あと保護者用に「Z会保護者アプリ」を提供している点も、タブレットコースの特徴です。
「Z会保護者アプリ」を使用すれば、子供の学習の進捗状況の把握も簡単ですし、 アプリを通して子供とメッセージのやり取りもできるため、安心して子供の学習を見守ることができます。
受験対策「中学受験コース」の特徴
難関国私立中学の入試を突破できる学力を養うためのハイレベルなコースで、主には「要点学習指導(質の高いインプット)」、 「演習・答案作成指導(精度の高いアウトプット)」、 「個別学習指導(的確なフィードバック)」という3つの指導を柱に、受験準備を的確に支える各種サポートを提供しています。
教科は国語、算数、理科、社会の本科と、 小学校6年生のみ「頻出分野別演習」と「志望校別予想演習」の専科を用意。
1教科からの受講が可能です。
【本科】国語、算数、理科、社会
【専科】頻出分野別演習、志望校別予想演習(小6のみ)
「トータル指導プラン」はZ会メインで自宅学習を行う子供に向くプラン、 「塾併用要点学習プラン」は通塾と自宅学習を併用する子供に向くプランです。
Z会メインで自宅学習を行う子供に向くプラン。
「中学受験コース」で提供している3つの指導と、各種サポートをすべて活用できます。
※対応するiPad端末とタッチペンが必要
通塾しながら、自宅学習でさらにハイレベルな学習を考えている子供に向くプランです。
※対応するタブレット端末、もしくはパソコンが必要
自宅のみ、もしくは通塾と自宅併用など、 学習スタイルを子供に合わせて選べるところが通信教育ならではの強みだといえるでしょう。
どのコースを選べばよい?
1教科から選べる紙教材の「小学生コース」は、特定の苦手教科のみを強化したい子供、 またある程度自分で学習管理ができて、かつマイペースで勉強したい子供に向いています。
タブレットのように自動採点ではないため、保護者が積極的に学習をみてあげられるご家庭におすすめです。
一方でタブレットを使用した「小学生タブレットコース」は、6教科全てを学ぶことになるため、 全教科をバランスよく学びたい子供におすすめ。
タブレット教材ならではの便利機能を多数備えているため、 学習スケジュールを立てるのが得意でない子供や、保護者が忙しく、頻繁に子供の学習にかかわれないご家庭などにも向いています。
そして中学受験コースは、難関国私立中学などへの受験を検討している子供に向くコースです。
自宅学習メインで対策するプランと、通塾と自宅学習を併用して対策するプランとが提供されており、 さまざまな子供の学習スタイルにあわせて利用できます。
Z会の通信教育の良い点について
ここでは、Z会の通信教育のメリットだと思う点についてまとめてみました。
教材としての質が高い
学習が難しすぎると子供はやる気をなくしてしまいますし、簡単すぎるとやる意味がありません。
教材選びの難しい点ですが、Z会の通信教育の教材では基本はもとより、教科書レベル+αの応用レベル、発展、 さらには受験対策など幅広いレベルでの学習が行えるようになっているため、子供の学力に最適な学習環境を与えやすくなっています。
加えて、「考える力」を身に付けるための良問が多い点も〇。
他教材に比べると難しいという声も多いですが、 難しい問題であっても解説が丁寧で理解しやすいため、子供一人でも問題なく学習を進められます。
目的に合ったコースを選びやすい
Z会の通信教育の小学生コースでは、紙教材とタブレット教材を使用したコースが用意されており、 さらにそれぞれの教科で「スタンダード」「ハイレベル」の2種が提供されています。
また上記のコースとは別に、受験対策を目的とした「中学受験コース」も用意。
それぞれのコースの違いがはっきりとしているため、子供の学習目的に合ったコースを選びやすいです。
とにかくシンプル
多くの子供向けの学習教材では、学習教材以外にも子供が好むマンガや付録、ゲームなどが用意されています。
また学習コンテンツ内にもさまざまな遊び要素が散りばめられていたりと、 子供が好みそうな作りになっていることが多いです。
そういった遊び要素は、子供の食いつきがよくなるというメリットがある反面、 ゲームや付録に夢中になってしまって、肝心の勉強はいまいちに…なんてことも珍しくはありません。
その点、Z会の教材は他教材と比較すると遊び要素が少なく、とてもシンプル。
子供の性格によっては物足りなく感じることもあるかもしれませんが、 余計なことに気をそらされず、学習内容に集中することができます。
とにかく集中して勉強に取り組みたいという子供には、シンプルでやりやすいと感じられるはずです。
サポートが非常に充実している
他教材と比較して、Z会の通信教育ではサポートが非常に充実しています。
サポート内容はコースによって異なるため、一概にこうだとは言えませんが、 例えば学習でわからないことがあったりした場合でも、Z会員サイトやタブレットを利用して質問できます。
また小学生コースの本科では、同じ指導者が学年末までサポートを行う「担任指導制」を採用しているため、 自宅学習でありがちな、苦手な部分を苦手なまま残してしまうといったことがありません。
自宅用の教材は、ともすれば学習の多くが子供任せになってしまいがちですが、 そうなりにくいところは、自宅用の学習教材としては大きなメリットだといえるでしょう。
中学生・高校生・大学生・社会人向けのコースもある
子供向けの学習教材の中には、中学生までしか提供されていないなど、利用学年の幅が狭いものもあります。
例えば小学生、中学生分しか提供されていない教材の場合、 それ以降は別教材か塾を検討しなくてはならないために手間がかかりますし、 学習の仕方が変わるのは子供自身にも好ましくありません。
その点、Z会では幼児~小学生をはじめ、中学生、高校生、大学生、社会人向けの教材まで提供されています。
止めない限りはずっと同じ教材を使い続けられるため、 ぶれることなく学習し続けられます。
Z会の通信教育のいまいちな点は?
コースによっては月会費が高め
教材としての質の高さに定評のある「Z会の通信教育」ですが、 他教材に比べるとやや月会費が高めです。
選ぶコースにもよりますが、 小学生コース3年生で全4教科を選択した場合だと、月に6,160円(毎月払いの場合/2020年6月2日確認時点)の受講費がかかります。
ハイレベルコースや中学受験コースだと、さらに高いです。
習い事にかけられる予算に限りがあるご家庭や、兄弟が複数人おられるようなご家庭だと、 ちょっとしんどいと感じることもあるかもしれません。
とはいえ教材の質が高いこと、また担任指導制など個別サポートが充実している点を考慮すると、これは仕方がないといえるかもしれません。
補足として「小学生コース(紙教材)」や「中学受験コース」では、全教科ではなく1教科ずつを選んで受講することも可能となっています。
教材によっては、全教科まとめての受講がデフォルトとなっていることが少なくありませんが、 上記コースでは特定の教科だけを選んで受講できるため、 1~2教科だけ力を入れたい…といった場合には、比較的低コストで済みます
英語がオプション扱い
最近の小学生向け教材では、標準提供される教科に「英語」も入っていることが少なくありません。
しかしZ会の小学生向けコース(紙教材)では、英語はオプション扱いであるため、 受講するには別途オプション契約を行わなくてはなりません。
その分、教材としてのレベルには期待できるのではと思いますが、オプション分の費用が余計にかかってしまいます。
なお、タブレット教材の「小学生タブレットコース」では、 全教科の学習がデフォルトとなっているため、英語も標準で学べます。
なので、標準で英語学習も含めたいのならタブレットコースを選べばよいのですが、 タブレットコース自体の費用が高めなのですよね。
以下のような場合だと、小学生タブレットコースのほうが、やや安くなるかなという感じでしょうか。
・小学生コース全教科 + 英語
・小学生タブレットコース(英語含む全教科)
学習習慣がない子には難しいかも
絶対にというわけではありませんが、勉強するのが苦手で机に向っての学習が続かない子や、 学習習慣が全くない子供には、いきなりZ会の通信教育で学習させるのは難しいかもしれません。
途中でも述べた通り、Z会の教材には遊び要素があまりありません。
ので、面白くないとやる気が出ない子の場合だと、 教材の質云々以前の問題で、学習が続かないように思います。
いかにも勉強というのが苦手な子、ゲーム感覚で勉強したい…なんて子供には、 スマイルゼミのようなタブレット教材がおすすめです。
学習内容やコースについてもっと詳しく知りたい
そんな人は、Z会から詳しい資料を請求してみましょう。
もちろん資料は無料です。
時期によっては特典がもらえる場合があるので、その時期を狙うのがおすすめです。







